「兄弟を育てる時に生じる熱量のバランスについての考察」とか書いたらそれっぽいかなと・・特に意味はない。
弟くんが生まれる前。
いつもお兄ちゃんと二人でお出かけをしていた。
お母ちゃんがいない時は、どこに行くのも二人。
ちょっとあずける身内は側にいない。一人でお留守番させるわけにもいかない。
当然そうなる。
多くの主夫(主婦)がそうだと思うが、良くも悪くも「ベッタリ」だ。
おかげでお兄ちゃんが「お父ちゃん子」になった。
という事は以前にも書いた。
ところが弟くんが生まれ、様相が変わった。
下の子は手がかかる。
奥さんの育児休暇が終了すると、おとうちゃんの意識は1/2に。
いやむしろ2/3以上は弟くんに向いた。
お兄ちゃんが成長して話が通じるようになると、ことさらその比率は変化。
お兄ちゃんが我慢をしていることはずっと分かっていた。
ただこちらも余裕がない。子育ての疲労も蓄積している。
より効率を求める。回すことが大前提。日々消化。。。
逆に弟くんからしてみれば、デフォルトで上がいる。
愛情に差はないと個人的には信じて疑わないが、
始まりからすでに親の意識は2/3。
お兄ちゃんが生まれた時のような熱量を親からは得ていないはずだ。
兄弟平等を実現するには完璧な親であるか、自分が二人いなければ無理だ。
これ自体が問題なのか否かは、僕には分からない。
ただ、平等ではないというということは事実。
兄弟がいるということは「そういうこと」で片付く。
だから大人になってから、
お兄ちゃんらしいとか末っ子っぽいとか言われるんだろう。
どちらが良いとか悪いとかはその個人の認識で、他者が決めることではないが、
子育てをしながら個人的に思う・・・
「長男(長女)の方が精神的に大変なんだろう」
みんなの注目を一身に受け「世界の中心は自分」からある日突如突き放される。
何かにつけて責任を負わされ、下の子の模範でなければならないと決めつけられ、
できなければ「お兄ちゃんでしょ」と言われるんだろう。
早く大人になることを迫られている気がする。
僕は姉弟育ちだ。
だから、上の子の気持ちは分からない。
個人的にはちゃらんぽらんに自由に育ったと思っている。
上と比較されても、別に気にもならなかった。
親からの愛情が少ないと思ったこともない。
仮に親の意識が姉の2/3で始まっていたとしても、それがデフォルト。
個人差、家庭差があることだ。
統計を取ったとしても、傾向がわかるだけで断定はできない。
それでもあえて言うなら、上の子は大変なんだろう。