「こあらくんのまーくん」
子供達はお菓子が好きだ。
親としては「砂糖だらけだ〜」「よく知らないんだが、添加物が如何なものなのか?」「ご飯を食べなくなる」など御託を並べて、あまり食べさせないようにする。
とか言いながら、自分はばくばく食べる。
「大人はもう大丈夫。体が出来上がっているから」
「成長期にはちゃんとしたものを食べて欲しいんだ」
とか言ってみる。
理念としては概ね間違っていないと思う。
でも、砂糖だらけがダメなら親もケーキ食べるなよ。添加物が子供にダメなら親にもダメだろ。自分だけお菓子食べてご飯食べて、またお菓子食べて・・ダメだろ。
というわけで、子供がお菓子の味を覚えてから(覚えさせてしまってから)、
できるだけ子供達の前でばくばくお菓子を食べないようにしている。
かと言って、禅僧のような食生活をおくる程できた親ではない。
だってお菓子好きだから・・・。
なにはともあれ、「お菓子全面禁止」というのは、個人的にはやりすぎだと思うし、「ご自由にどうぞ」もダメだと思っている。
他の親御さんに聞いてみても、みんな同じような感じで悩んでいた。
結局、「ほどほどに」というところで落ち着いている。
そのさじ加減は親次第。
子供の頃「ヘンゼルとグレーテル」の[お菓子の家]の話を聞いて
「いいな〜、お菓子食べ放題だ」と思った。多分、うちの子もそう思うだろうな。
今も昔も変わらない気がする。
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先日、子供達と一緒に買い物に行った際、「こあらのマーチ」が山積み目玉商品として売り出されていた。
「1つだけ買っていこう」と適当にカゴにいれて歩いていると、どうもお兄ちゃんの様子がおかしい。こういう時は何か不服申し立てがある時だ。
案の定「イチゴ味が良かった・・・」だそうだ。
じゃあ、イチゴ味も買ってしまえ!と勢いで2つ買って帰った。
それから数日は「こあらのマーチ」がおやつになった。
そして今日、夕飯を作っている時、弟くんがふいに、
「こあらくんのまーくんがよかったな〜」
「こあらくんのまーくんがよかったな〜」と連呼した。
「こあらくんのまーくん」・・また一つ思い出ができた。