「だっこだっこ!」と言われたら意地でも抱っこしておくべきだ!
スーパーに買い物に行くと、よく「だっこ!だっこ!」と言われる。
うちは弟が言い始め抱っこしてあげると、途端にお兄ちゃんの機嫌が悪くなる。
逆も然り、そうなるとのんびり買い物どころではない。
一人をカートに乗せて、片手でもう一人を抱っこ。
そして余った片手でカート操縦しながら、お肉をみる。
これはいったいなんの修行だ・・・?
周りをみると、僕より華奢な奥さんが抱っこ紐に赤ちゃん、片手に幼児、
そして買い物カゴ。さらに年長さん位のお兄ちゃんを連れて歩いてたりする。
急に湧いてくる同志感
通り過ぎる際、お互いに感じる「何か」がある気がする。
違う戦地に赴く二人が、言葉は交わさずとも心の中で敬礼しあう。。。
多分そんな感じ。
兎にも角にも、タイトルの話に戻して
「だっこ!」と言われたら、よほど無理でない限り
僕は抱っこするよう心がけている。
子供はすでに二人とも10kg超え。単純に2人で20kg。実際は当然それ以上。
5kgの米を4つ以上持って歩けと言われた、「いやだ!」とはっきり断ります!
それでも我が子を抱っこする理由。
それは昔、うちの母に言われた一言がきっかけ。
「もう少しだっこしてあげればよかった・・・」
僕は2歳上の姉がいる。
2人以上の子供がいる場合、多くがそうだと思うが、
下の子にどうしても手がかかるから、上の子はどうしても手薄になる。
よく聞く「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから!」
うちの母も僕が生まれまだ小さい時、姉によく「だっこ!」とせがまれ、
ご多聞にもれず同じ対応をしたそうだ。
「でも今振り返るとそんなに大変じゃなかったのに、お母さんもあの時はいっぱいいっぱいだったからねぇ」「『我慢しなさい。我慢しなさい』ってお姉ちゃんにいつも言ってたけど、もう少し抱っこしてあげればよかった・・」
と、静かに孫の顔をみながら呟いた時、僕は涙が溢れるのを必死に堪えた。
抱っこできる時期は今しかない。
今、できるなら抱っこしておくべきだ!